小川信夫
58才
父 |
大手印刷会社勤務。次長。2年後に定年を迎える。
温厚。無趣味。
面白みに欠けるとみられがちだが真面目で誠実。
晩酌の1杯の焼酎のお湯わりのみが楽しみ。
明治生まれの両親に自分が厳しく育てられたことから、子供には伸び伸びとがモットー。
時々心配な時だけ、妻に様子をうかがう。
真面目一筋ではあるが、時々会社の人とカラオケに行くと、周りがびっくりするような、若い人の唄を唄う。
家族が知らない外でのカオ。
実は鳩子の弟の哲平の音楽の好みを、コッソリ勉強している。 |
|
|
小川満寿美
52才
母 |
他人のためになることをするのが大好き。いわゆる世話焼き。
姑を看取ったのちより介護ヘルパーの勉強を始め、ライセンスを取得。
現在、介護ヘルパーとして生き生きとした日々を送る。
しかし時々、壁にぶつかり鳩子にぼやくこともある。
鳩子のともすればのボヤキグセは母ゆずり。
これから老けてゆきそうな夫を無視し、人生前向き独走タイプ。
明るい処も母ゆずり。
若い時、キャリアウーマンになりたかったので青春に若干の悔いあり。 |
|
|
小川哲平
20才
弟 |
2浪の末、大学受験を自ら放棄。茶髪。
近所のたこやき屋のバイトをしながら、ロックバンドを友達と組んでいる。
本人はロックに生きたいと思っているが、鳩子から見るとプロになるほどのセンスはない。鳩子は気遣いそれを伏せているが、やがてハッキリ云うべきなのかと少し頭が痛い。
しかし大学受験を放棄したあと挫折感もなきにしもあらずだったのが、ロックにより元気がついてきたので、それもいいかと鳩子は思っている。シナリオを始めた鳩子は日に日に価値観が変わりつつあるのだ。
ルックスがよく女の子にもてる。
現在の彼女、ルミナは可愛くて、鳩子とは正反対のタイプ。
ルミナを見るにつけ、鳩子に若干のジェラシーと焦りが。
|
|
|
星山龍太郎
77才
母方の祖父 |
母の郷里の小豆島に健在。
(祖父母は母方のみ健在)
オリーブ園を母の弟(鳩子の叔父)と経営。
鳩子にも哲平にもやさしいおじいちゃん。
鳩子はおじいちゃんの会社のオリーブオイルが大好き。
肌の手入れはこれのみ。 |
|
|
星山ハナ子
73才
祖母 |
鳩子の大好きなオリーブオイルはただではない。おばあちゃんがすごくしっかり者で、郵便振替用紙を入れて送ってくる。
実はオリーブ園の本当の経営者はハナ子である。
青春時代から戦後を生き抜いた、ポジティブなおばあちゃん。
鳩子の誕生日にはいつもステキなプレゼントを贈ってくれる。 |
|
|
鈴原ルミナ
19才
哲平の彼女 |
現役で4年制女子大へ。2年生。
哲平とは高校の時の同級生。
家業は薬局。
化粧品も置いているので化粧がうまい。
美容に関心が深くて鳩子とは正反対。
エステ派で鳩子とは正反対。
お洒落も先端感覚で鳩子とは正反対。 |
|
|
筧 羊介
25才
幼なじみ
男性 |
小中高と同じ学校だった隣人の幼なじみ。
恋愛感情はないが、胸のうちは打ち明けられる関係。
父は亡くなり、小学校教師の母と二人暮らし。大卒後サラリーマンに一旦なったが、やめて理美容学校へ。
目下通学の傍ら、大阪市内の美容院にて見習中。
少し中性的なタイプで気が弱く、聞き上手。
ゲイなのかも? と同級生からひそやかに噂されていたが、鳩子にとっては関心外。 |
|
|
原山大悟
49才
まるふく産業の社長 |
すごいセクハラ感覚でエッチな油ぎった男。
お金と女にしか興味がない。 |
|
|
秋山藍子
38才
まるふく産業の長くいる女子事務員
|
社長の愛人からの電話の交換手。
いやな仕事だが年令から再就職も無理かと、耐えている。
時々つらそうにしている。
藍子さんも人生やり直せると、ひそかに鳩子は思っている。 |
|
|
戸田かずえ
34才
まるふく産業のデザイナー
|
大衆向けの衣料が専門なのを、おもしろくないと思っている。
仕事がハードで残業が多いので、いつもストレスがをかかえこんでヒステリーぎみ。 |
|
|
西田茜
26才
まるふく産業のパタンナー
|
控えめで性格がやさしい。
縁の下の力持ちの地味な仕事だが、コツコツ頑張っている。
時々、早く仕事が終えられた時には鳩子と一緒に飲みに行く。 |
|
|
藤好幸次
23才
まるふく産業の新米営業マン
|
一所懸命、仕事をおぼえている最中。
鳩子とは気があう。茜との飲み会に時々参加する。 |
|
|
浦島嘉助
67才
まるふく産業の倉庫番 |
かつて大手の会社にいた時、正月に自宅に遊びに来た若い社員が浦島の同僚への礼儀に全く欠けていたことに立腹。(年上の人を敬えない若者が許せないからである。)
趣味の収集の日本刀に手を伸ばしてしまった。それだけのことで、告げ口されて解雇。
その後まるふく産業へ。
鳩子とは仲良し。缶コーヒーを飲みながら、世の中が間違っていることについて、よくしゃべりこむ。 |