第20回放課後倶楽部 平成17年2月19日(土曜日)
浪速裏街道奇談パート3
「わたしが出会った殺人者たち」
川中英明先生

  川中英明(かわなか ひであき)氏プロフィール

シナリオ・センター大阪校26期生。平成元年を吉兆に入学。基礎科の自己紹介の授業の時、思い切って「現役のやくざです」と言って、怖がられたり興味を持たれたりでスタート。平成5年、「新暴対」施行の時に「オヤジが死去」で足を洗う。業界の繋がりは今も続くが、右翼団体幹部職に席?を置き、民族運動に覚醒する。平成8年、民族運動団体を同志と共に設立。主に尊皇主義、反共運動、対ロシア北方領土返還問題に取り組み。また一方では、盲導犬推進活動と老人ホーム設立の活動に従事。更に青少年育成問題にも取り組む。現在、業界では抗争仲介人(ネゴシエーターですね)で収入を得て、団体活動を鋭意展開中。荒廃した教育問題や、日本民族の啓蒙・啓発、IWC捕鯨問題、国際情勢の研究等に従事。シナリオ・センターで習ったことを、抗議文や要請文に生かし、業界のコネを使い、いずれは自分の映画を作りたいと夢を見ている途上。

●講義内容
今回はわたしが予てより考えています「殺人者」について語ろうと思います。社会派サスペンスには欠かせない殺人、その現場と加害者の環境と心理の一面を、わたしが出会った殺人者たちとの実際の対話から、説き明かそうとする企画です。と言っても、血生臭い戦慄の殺人現場の再現等ではありません。あくまで「人間」本来の営みの中での出来事として観点を絞り込み、人の「罪と罰」を考察し、みなさんの創作の資料の一片になればと願っています。

○「人ひとりを殺して来た」と訪れた友人
○留置所で寝起きを一ヶ月共にした殺人者たち
○組織に殺されて不問に伏された友人
○さまざまな状況の中での殺人について


講義内容
 三度目の御登場の川中英明先生。今回は、御自身も長年「描ければ・・・」と思われていた殺人者について語って下さいました。

 前半は、世間を騒がせた有名な殺人事件を例に、殺人者の葛藤とストレス。また、民族や宗教によって異なる殺生の考え。日本における死刑制度の是非。等、興味深いお話が続きました。

 途中の心理テスト「自分のことをどのくらい解っていますか?半分以上?以下?」では、「殺意が一般の人にどれだけ潜んでいるか?!」が明らかに。驚きの結果に、会場は大きく盛り上がりました。

 また、殺人者の葛藤の話の中では、「三つに葛藤の図」の説明も。すぐにでもシナリオに活かせそうな内容は、参加者にとっては正に宝の山!メモをとる手に力が入りました。

 後半は、実際に出会った殺人者についてのお話。彼らの『殺人』に対する動機や経緯を、丁寧にリアルに語って下さいました。そして、殺人を犯してしまったご自身の友人に対しては、「何か別の方法を教えてあげていれば、変えてあげられたのに・・・」と、後悔のお言葉。また、「『殺意』は、誰もが持つもの。加害者にも被害者にもならないよう、人が自分をどう思っているかを会話で確認し、まわりをよく観察すること!」と、力強いメッセージ。先生の優しさ、人情味が伝わってくるようでした。「『人間』を深く見つめ直したい!」そんな気持ちになった二時間でした。
 
 

参加された方々のお声
・ご自身の中にある意見を出しながらも、リアリティのある客観的視点でお話頂き、大変興味深かったです。

・絶対に他では聞けない貴重なお話を、ありがとうございました。

・心理学の立場からのお話もあり、大変興味深く聞かせていただきました。

・善にも悪にも、人生は思いに導かれるのかなと思いました。パート4を期待しています。

・シナリオを書くための重要なヒントを頂きました。もっとオドロオドロシイ話かと思っていたのですが、精神的な部分を深く探ってくださったので、出席させてもらって本当によかったです。

・迫力がある話で、恐怖なのか何なのか、心がざわざわしながら聞いていました。

・普段大抵の人が話すのを避けたがる、そんな角度からの講義が聞けたように思います。人間の殺意の動機、そうしてしまう性、とても衝撃的でした。そういう部分を描こうとするとき、今感じている背中の重みを思い出しながらやり遂げないといけないな、と感じます。

・リアアリティがあって興味深く聞けました。殺人者の心理についてよくわかりました。

・「人間誰にでも殺意を抱くことはあり、殺人はその結果でしかない」という言葉が印象深かった。創作においてその仮定がポイントであり、それは人生そのものだと思った。今後に生かしたいです。

・すごくリアリティがありました。私の中で色々考えました。次回も参加したいです。

・人の死ぬ予感、人を殺す予感を学べたと思いました。

・「自分をわかってくれる人がいる」ということが大切なのだと思いました。けれど難しいのは、「わかってくれているということがわからない」ことで、ここをどうするかだと思います。

・宿業としか呼びようのない「心の暗部」への言及は、是非挑んでみたいテーマを与えてくれた。

・このシリーズは、裏世界の生活をお聞きできる貴重な時間なので、毎回出席しています。今回も、そのまま何本もシナリオが作れるくらい濃く深い内容でした。

・殺人を犯してしまう人の心理。それは、普通の人と本当に紙一重の部分で起こること。そういうことがよくわかりました。

・めったに聞くことができない貴重なお話をありがとうございました。実際に殺人を犯した人に関する心理の分析が特に興味深かったです。是非また次回に、本日伺えなかったお話(続編)を伺えたらうれしいです。(犯罪を繰り返す人の心理等・・・特に知りたいので)